TJAR2016選考会 スタッフ参加録 その3

続き

翌朝スタッフは1:30集合だ。
でもテントの撤収はしなくても良いのでぎりぎりまで寝ていられる。
1:15ぐらいまでぐずぐずして集合場所へ向かう。
選手のみなさんほとんど準備できている。。。ようだったが奥の方にまだシェルターがたっていた。
1:45の選手集合に間に合うのか?(結局間に合わない選手数名)

2日目は歌宿の関門係りだ。
軽くミーティングしてから選手のブリーフィング、見送り、撤収をして3時ころに両股小屋を出発する。
まずは林道を10kmほど歩いて北沢峠に向かう。
ここでもいろんな話をした。
レース中はゆっくり話す機会がない選手ともこうやって話せるのはとても良い。

北沢峠で一服してから、軽いジョグで歌宿関門へ。
関門付近へつくと後ろから選手に追いつかれた。
なんでも数名は先に行っているらしい。予定よりだいぶ早い。
やらかした。関門にスタッフが間に合わなかった。
そこからは選手のペースに合わせて関門へ移動し、みんなを待つ。
2年前はカンカン照りで猛暑だったが今年は曇り空で寒い。
あまりの寒さに外で選手を待つのがつらくなってきて、バス待合室に逃げ込む。
ここでも望月選手、石田選手とたくさん話をした。
ふたりともTJARが大好きなのがよくわかる。

3時間ほどですべての選手を見送り、スイーパーと合流。
その後バスを利用して仙流荘へ帰着。
これで2日間のスタッフとしての仕事が終わった。
知人の選手たちに声をかけ、出来栄えを聞く。
皆さん晴れ晴れとした顔をしていて、やりきった感が出ていたと思う。
新たな仲間も見つかったかな?

TJAR選考会のスタッフをしてどんどんTJARが好きになってしまった。
自分がTJARを卒業する日が来たとしても、何らかのかたちで関わっていきたいと思う。
そのためにも、今回も必ず完走したい。
前回も「必ず完走する」という気持ちはあったけれど、100%の自信はなく公言はできなかった。
今回は言える、必ず完走する。
それが選考会を免除してもらって出場する責任だと思う。
しっかりと準備したい。




TJAR2016選考会 スタッフ参加録 その2

TJAR2016 選考会の話

ボランティアスタッフとして参加したが、自分たちには選考の権限がなにもないのでそれ前提でお読みください。

選考会でボランティアスタッフをする人は朝2:30集合だ。
その前に東京方面からの最終バスで来る人たちを駒ヶ根ICに迎えに行き合流。
そのまま、夜食?朝食?を食べに懐かしのガストヘ、2年前と同じ席にすわり、食事をしながら談笑する。
やっぱりこの仲間はいいなあと思った。
それにしても雨が強い。

食事後、コンビニで買いだしをしてから集合場所のファームス駒ヶ根へ。
2年前は軒下で仮眠している人なんて誰もいなかったのに、今回は結構な人が仮眠していた。
そして集合場所へ、懐かしのメンバーがいる。
TJAR2014報告会以来という人も多く、再会を喜んだ。

が、そんなのもつかぬまでスタッフの仕事を開始。
まずは装備チェック係りだ。
雨と風と場所の狭さもあり、あまり効率的に進めることができない。
みなさんしっかりパッキングしてきたようで荷物を出すのも手こずる人多数。
緊張で手が震えている人もいた。
しっかりパッキングはいいけど、荷物ぐらいさっさと出せないと非効率だよーと内心思う。

装備チェックが終わるとブリーフィングと選手の見送りだ。
ここでようやく時間がとれて、知り合いの選手に声をかける。
それでもあまり話し過ぎると不公平感がでてしまってもいけないので控えめに。
2年前はほぼ全員が初対面かつ周りの選手と話すこともなかったのを懐かしく思う。

6時に選手が一斉にスタートだ。
早朝というのに多くの応援の人たちが来ていてくれていた。
ありがたいことだ、駒ヶ根のイベントの一つとして定着してくれているとうれしい。
このころには雨が止んでいた。
スタートすると選手たちは勢いよくロードを走って行った。

見送るとすぐにチェックポイントの市野瀬(26km先)へ移動し、今回最大の任務のスイーパーの準備にかかる。
今回は望月選手、石田選手と3人、、、の予定だったが急きょ応援に来ていた3連続完走者の大西さん(2016は不参加)も加わり4人でスイーパーをやることとなった。

8時過ぎごろから選手が続々と到着する。
今回は前回までと違いスピードも考慮することとなったらしく、前回の選考会と明らかにスピードが違う。
市野瀬で全く休憩しない選手もいた。
そんなに時間ないわけじゃないし、どうせ地図読みや補給で止まるんだから山岳パートに入る前にちゃんと準備した方がいいのにと内心思う。

選手の大半を見送ったところで、今回コンビを組むことになった大西選手と最後尾からちょっとだけ先行する位置で出発。
雨もあがり、足元も悪くない。
選手につかず離れずのんびり歩く。
大西選手とゆっくり話す機会は今までなかったが、好印象を持っていた。
予想通りとても気さくでいい人で、きゃっきゃと会話しながら地蔵尾根を登っていく。
地蔵尾根の中間あたりから、疲れた選手がちらほら。
まだまだ疲れるには早いよー。

岩稜帯の上は風が強そうだ。
そして雨も降ってきていた。
そこで岩稜帯の手前でレインウェアを着ることにしたが、準備しているとそこを選手たちが次々通過していったが、スイーパーがレインウェアを着ているのに素通りって周り見えてないのかなーと思った。
少し登ると案の定、強風の中でジャケットを着ている選手が数名いる。
こういう些細なことが後々大きく影響する。

仙丈ケ岳の手前あたりから風雨が強まり視界も悪化してきて選考会日和の厳しい環境になってきた。
かなり疲れた選手もでてきて歩行がゆっくりとなり、こちらも体温を上げられず寒さを感じるようになる。
地図読みや着替え時に止まられるとさらに寒い。
なかなかの環境になったなあー。

やっとのことで仙丈小屋へ到着。
小屋でカレー!と思っていたが売りきれていて4連続ふられてしまった。
いつになったら食べられるのか。。。
小屋にいる選手の出発を見届け、ご主人に挨拶してから出発する。

今回一番厳しい環境になるであろう仙塩尾根の吹きさらしは風雨も強く低温で予想通りの環境だった。
少し先行しているはずの選手に追いつこうと少しだけ急ぎながら、進むがなかなか追いつかない。
追いついたと思ったら別の人で、おかしいなーなんて思いながら進んでいると後ろから望月・石田コンビが追いついてきた。
1人の選手が行方不明だ(結果的にルートミスからリタイアして仙丈小屋に宿泊していた)。
かなり焦り各方面に連絡しようとするが携帯電話の電波がなく、望月・石田コンビは電波がある地点まで登り返していった。
我々は応急処置テストチームと合流して両股小屋へ20時過ぎに下山し、スタッフみんなと合流する。
とりあえず食事をして待っていると望月・石田コンビ40分ほど遅れて下山してきて、これで全員無事が確認できた。
その後ミーティングなどを行い、22時すぎに就寝。
スタッフ特権でテント&シュラフで快適だ。

ようやく長い一日目が終わった。

※写真は後日更新します


TJAR2016選考会 スタッフ参加録 その2 の前に結果発表

予定が遅れて、今日の昼ころTJAR2016選考会の結果が発表されたようだ。
自分の予想通り、とはいかず知り合いも大勢落選と複雑な気持ちになった。
選考は当初の理念通り、スピードよりも安全性を重視した内容だったようで、TJARを長く続けていきたいという実行委員の意志が感じられた。

みさごさんは無事通過したようだった。

そして、選考会通過者と前回完走者から辞退者を差し引くと30名以下となり、予定されていた抽選を待たずして本戦出場が決まった。
これも手放しでは喜べない複雑な気持ちだ。
でもそれも前回と一緒だ。

今回が1回目ではない。
完走者として出るからには、落選した選手や辞退した選手をそして応援してくれる方々の思いも背負って、日本海から太平洋まで繋げたい。
これからできる最高の準備をして、最高の走りをする。ただそれだけ。

TJAR選考会の結果はこちら

TJAR2016選考会 スタッフ参加録 その1

まずは感想から
ちなみにスタッフに権限は全くなく、実行委員が判定するので本当に感想です。

TJAR2014はNHKのTV放送直後ということで、それ以前から知っていた人とTVみて目指す人が入り混じった状態だった。
その2年後ということで今回初挑戦の人は少なからずTVの影響を受けていて、ランナー系の選手が多いのだろうと思っていた。
そして、選考会日和の荒れた天候と今回から加味されることになったスピード。
これは不穏な気配がするなーと思っていた。
結果的に選手の皆さんは鍛えて来ていたので大事故はなかった。
その点はとってもうれしい。
選手たちの熱意も当然のようにすごかった。

そしてスタッフ目線(完走者目線、上から目線のつもりではありませんが不快に感じたら申し訳ないです)でいうと選手はおおむね3段階に分けられると思った。

1.TJAR本選完走、もしくはそれ以上の成績を目指して訓練してきた選手
2.TJAR本選出場を目指してきた選手
3.書類審査の実績を積んだだけの選手
この3段階だ。
1の選手は文句なし、大多数が2の選手で当落線上、3の選手は全く山慣れしておらず正直選考会を通過するのは厳しいと思った。
思ったよりはっきりわかるものだ。
挑戦することはとても素晴らしいことなのだけれども、残念ながら出場枠が決まっていて、今のTJARの人気と狭き門を考えると、完走の見込みがあまりない選手ではなく完走に近い選手が本選に出場してほしいと個人的には思う。

それと苦言もある。
残念ながら山のマナーがまだまだの人がいたようだ。
山小屋のスタッフへの不敬な態度や挨拶もできない人もいた。
早朝の山小屋の軒先での準備や夜間小屋に向かってライトを(わざとじゃないにせよ)照らすなど、普通だったら怒られても仕方ない。
このあたりはなかなか教えてもらえないので自分で勉強するしかない。
そして、2日目の集合時間への遅刻、こんなことは前回はなかったしそれ以前もなかったと聞いている。
なによりスイーパーの仕事をしているのにゴミを拾うことになるとは思わなかった。
本来はスイーパーもレース後のコース清掃もないのだから、他の選手が落としてしまったゴミでも選手が拾うしかない。
選手じゃない人が落としたゴミでもできるだけ拾うのが暗黙の了解だと思っている。

TJARは他のトレイルランと違って国立公園内を特別に通過させてもらっているレースだ。
そして出場する選手達は、他のトレイルランナーや登山者からは山のエキスパートとして認識されていると思う。
山小屋や登山者達も多くは好意的に見てくれている。
それは自分より先に走った先輩たちが築き上げ、自分たちの代が引き継ごうとしている信頼で、これからもTJARが続いていくために、そしてトレイルランが受け入れられるために必要なことだ。
TJAR出場選手はすでにトレイルランナーや岳人の憧れになっており、望まなくとも注目され、その行動には重みが伴ってしまう。
走力や実力は関係なく、TJAR出場選手の名に恥じない山での行動をとってもらいたいと強く希望します。

もちろんぎりぎり完走の自分よりスピードもあり、マナーもしっかりした選手も多く、一緒に太平洋を目指したいなと思う新たな選手も大勢いた。
ブログを読んでくれている選手も大勢いたようで、少しでも参考になっていればうれしい限りだ。
本当はマナーがあり危機回避ができる人はみんなに挑戦してほしいけれど、枠があるのは仕方がない。
個人的には出てほしい人も大勢いる。
抽選も含め結果がどうなろうとそこは受け入れるしかない。

選考結果の発表は今夜の予定だ。

TJAR2016 選考会 無事終了

2日間にわたり行われたTJAR2016選考会。
トラブルは多々あったものの大事故はなく無事に終了した。

自分は第一日目の山岳区間のスイーパーと2日目の関門スタッフとして従事。
睡眠時間が少なく、体力的にもとても大変で選手として出場した方が(精神面を除いては)楽だったと思う。
前回までもスタッフ様および実行委員にはほんとうに頭が下がります。

天候は荒れ模様と山に行くにはちょっとなーだけど選考会にはうってつけか?

感想は色々あるが、明日以降にします。。。
2日で5時間も寝てない。。。


スタート前。2年前、時分もあのなかにいたなあ

TJAR2016 選考会 会場へ移動

6/25(土)~26(日)で開催されるTJAR2016の選考会。
前回完走者はボランティアスタッフとして参加することで選考会参加を免除される。
ということで今回はスタッフとして参加。
AM2:30に駒ヶ根集合ということで、深夜移動だ。

スタッフ=2014を一緒に走った仲間たちとなるので、再会がとても楽しみだ。

ほたるラン

ラン圏内にホタルの生育地があるらしいことを聞いた。
先週末には観賞会もあったようだ。
ホタルは北海道にいた時はなかなか見る機会がなく、ホタルの時期はたったの2週間しかない。
これはいかないと、次に見れるのは来年になってしまう。

といういことでヘッドライトをつけつつホタル生育地までジョギングしてきた。
何人かの人が見学に来ていて、ホタルも乱舞するとまでは多くはないながらも光りながら飛び回っていた。
生育地には関わってきていた人がいて説明してくれた。
なんでも、ここのホタルは繁殖したり放虫したりして20年以上育ててきたらしい。
ヘッドライトと違うホタルの淡い光はとても優しく、癒される。
と同時に生命の不思議や強さも感じさせる。
なぜか神妙な気持ちになりながら、ホタル観賞を終えた。

ぜひまた来年も見に行きたい。





書籍版「激走!日本アルプス大縦断」文庫化決定!

テレビで見た方も多いであろうTV版「激走!日本アルプス大縦断」。
これはNHKスペシャルでTJAR2012を放送したものだ。
これを見てTJARを知った人も多いことと思う。

それのハードカバーの書籍版は2013年に出版されていた。
書籍版はNHKの取材の裏側なども多く取り上げられており、より濃い中身になっている。
Amazonのレビューも大絶賛の嵐だ。
そして、TJAR2016に合わせ(?)7月20日に書籍の文庫版が出版される予定のようだ。
すでにamazonなどでは予約を受け付けている。

もちろんノータイムぽちりで予約完了。
雨の日や山中泊のお伴として大活躍してくれるだろう。

書籍版をうっかり読み返して結局全部読みなおしてしまった。。。


書籍版。何時読んでも止まらなくなる。


越後三山ぐるり 詳細版

6/19の日曜日のこと

残った近くの百名山は越後駒ケ岳だ。
地図を確認すると、いろいろなルートで環状縦走ができそうだった。
でもやっぱり越後三山ぐるりがいいだろうということでコースタイムを確認すると、約29時間。。。
けっこう長い、そして中ノ岳と八海山の間は破線ルートでいわゆるバリエーションに近い表示となっている。そこのコースタイムで10時時間かつ鎖場、危険、などマークが点々と。。。
初見で行くには少しビビるな。コースタイムの半分で行けても14時間。朝5時に出ても日没前ギリギリだ。
水場も一か所のみでそこが枯れていたら詰んでしまう。
そこでいった人の情報を調べてみると、プロトレイルランナーの松永さん(地元が六日市らしい)が周回していて、そのタイムなんと7時間半ほど(ピストンするピークや八海山の核心部の八ツ峰は回避)。すごいぞこれは。
それでもその記録を見たことにより、なんとなく行けそうな気がしてきた。

ということで、越後三山ぐるりで決定。
ルートは気象条件などでもし戻ることになっても百名山を踏める時計回りルートをとることにした。
いきなり1600m登る、なかなか大変そうなコースだ。

朝5時過ぎに越後三山森林公園キャンプ場(跡?)をスタート。
長丁場かつ、水場の状態がわからないので林道は走らない。
2kmほど歩くと登山道のある尾根につく。
急そうだ。登り口を見てみると、藪だった。
げんなりする気持ちを奮い立たせて登る。
少し登ると藪は減り、藪漕ぎとまでは言わないまでもあまり手の入っていない急坂を延々と上る。
尾根は細く、両側は切れ落ちておりスリリングだが視界はない。
標高1,300mを超えると時折視界が開けるのがお慰み。
中ノ岳~八海山の縦走路は確かにアップダウンが多く細尾根のように見える。
この区間は1kmで標高差500mと本当に激坂だ。
それでもまだまだ元気なのでぐいぐい登り1,800mのグシガハナに着くと、あとは展望の尾根道だった。
道もちょっと良くなった。

そこからはうきうき気分で越後駒ケ岳山頂へ。
越後駒は百名山だけあって多くの登山者が登ってきていた。
天気も上々で八海山の迫力ある斜面やこれからいく中ノ岳へのアップダウンの続く尾根道が見える。
気温もちょうどよく写真撮影などしながら25分ぐらいゆっくりして中ノ岳へ向けて出発した。


いそいそと準備中


尾根まであがれば南魚沼の町と八海山が目の前


まだまだ余裕


越後駒ヶ岳山頂!


霊山らしく、神様が祀られている


八海山を眺めるおはりん

中ノ岳への縦走路に入ると、すぐにわかったが道がよくない。
片斜面の傾いた細い道に草が茂っている。
藪漕ぎってほどでもないけど。。。
人気のない道なのだろうか?
この辺から、この越後三山縦走路は道が手入れがよくないことが分かってきた。
刈り払いなどもしばらくされていないのであろう。
苗場、巻機を含め、しばらく手入れの行き届いた登山道ばかり歩いていたので少しがっかりした(贅沢になってしまった)
途中で3名の登山者(熟練者のようだった)とすれ違ったが、中ノ岳~八海山の縦走路はそこまで険悪ではない模様だ。
コースタイムほど時間もかからないようで、希望がわいてくる。
それでも道の悪さに多少げんなりしながら中ノ岳へ到着。

中ノ岳山頂では御年73歳、近隣の山小屋の建設を手掛け日本三百名山まであと5座というレジェンド級のお方に出会った。
来週山開きなので中ノ岳頂上の避難小屋の様子を見に来ていて、近々モンゴルへ遠征し、その後来月中には制覇する予定だそうだ。
なんともすごい人だ。
ここで水場の情報などを仕入れて、最終的に八海山への縦走路を進むことを決めた。


中ノ岳山頂

中ノ岳~八海山縦走路が始まってすぐ、大雪渓が待っていた。
そこそこの急斜面の下りでスキーがあれば楽しそうだ。
それを下ると水場があり、そこからが核心部だ。
やはり手入れがあまりされていない細尾根の縦走路で、藪が多く、鎖場の鎖も錆が浮き中間支点が抜けていたりとあまり気持ちの良い道ではない。
そこまで危険を感じる場所は少なかったが、とにかく長く、もし一歩間違えたらケガではすまず、二度と見つからないこともあり得るような、そんな細尾根の縦走路だった。
初心者禁止とあったが、中級者もどうかなといった感じだ。
そんな細尾根縦走路だったがそのぶんコースタイムは甘く10時間のところを3時間弱で突破し、八海山の南端の最高峰入道岳へ到達。
風が強く雲行きも怪しくなってきていた。


雪渓(おはりんが隠れてます)


まあまあスリリングな鎖場(ほんとにヤバイところは写真とる暇がない)


痩せ尾根を行く


きつい登り


八海山の南端の最高地点

ここからは安全だ。
あとは八ッ嶺の鎖場(巻き道もある)でちょっと遊んで下山するだけだ。。。
雨もぱらっと来てるしさっさと行って下山しよう。

と思っていたら大間違いだった。
八ッ嶺の鎖場は(他の山も含めて)今までの鎖場の中で最も危険かつスリリングだった。
足場の見にくいほぼ垂直の壁を登下降する鎖場の連続で晴天の時間がある時ならいざ知らず、強風時や雨天時は安易に近寄ってはダメな場所だった。
本降りではないが、鎖と岩場が雨に濡れてどんどん滑り易くなってくる。
一度行ったら途中で巻き道にすぐにエスケープできるわけでもなく、天候と状況によっては進退窮まることもあるだろう。
今回は途中で八ッ嶺の通過をやめ、巻き道にエスケープした。
今回の2人で何かが起こるとも思わないし、安全に通過することができたが、もっと安全マージンをとっても良く、今回はリサーチ不足&判断ミスだったと思う。
なお、巻き道も鎖や梯子が多数かつ落ちたら大変なことになる崖でとても一般ルートとは思えない登山道だった。

八ッ嶺を通過してようやく道も手入れが行き届き、走れる道となった。
雨が降ってきてしまっていたがここからは速い。
ほとんど休まず麓の八海山坂本神社まで走り下りた。

八海山坂本神社はとても風情があり、少し雨宿りしつつ補給。
山の麓の伝統ある神社はなんとも味があり、長い山旅の終わりにはふさわしい。

最後はロードを4kmほど走って車へ戻り、12時間(実行動時間は9時間)で完遂。
越後三山、終わってみれば手ごたえもあり楽しかった。
でも、もう行かないかな。。。


ここはかなりスリリング


水平歩道?


壁面に描かれた神様


八海山坂本神社へ下山


軒下でほっと一息、雨宿り

上信越百名山ハント 苗場山&巻機山

6/18 土曜日のこと

その1 苗場山

おはりんと5時に長野で集合し、一路苗場山へ。
この日は2座予定だったので苗場山へは秋山郷からの最短ルートを選択した。
また、今週末からは夏の縦走に向けてトレッキングポールを解禁して、ポールの技術も磨くことにした。
登山口で苗場山頂ヒュッテの管理人さんとお話しする機会を得た。
なんでもこの日は雨続きの晴れの日で、池塘の水量が多く湿原が美しく見えるだろうということだった。

8時過ぎに出発。標高差約800m、登りCT3時間程度なので1時間ちょっとで着くだろうと足元の悪い急坂をぐいぐい登る。
あっという間に頂上付近の高層湿原に飛び出た。天気も景色も良く、天国のようだ。おはりんのテンションが高い。それもみて、いつか北海道の山岳湿原も案内したいなーと思った。
湿原にでるとすぐに山頂ヒュッテにつく。山頂ヒュッテはきれいで、目の前に湿原展望台もありここで朝陽や夕陽を眺めながらヒュッテに泊まるのもとても魅力的だ。いつか再訪したい(その前に百名山をやってしまいたい)。山頂は全く展望がなく殺風景だったが。。。笑
しばし休憩し景色を楽しみ、名残惜しいが下山開始。
下山中に管理人さんと会い、またおいでーと声をかけられる。
今度は泊まりで宴会をしに来ますーと元気に返答した。
足元が滑りやすく、登りと大して変わらない時間をかけ11時前に下山。

次の巻機が控えているので、足早に出発する。


天気がよく、日当たりの良い湿原は気持ちがいい


かわいいワタスゲ


山頂はちょっと殺風景


広大な湿原。とてもさわやかで気持ちがいい


絵になる男、おはりん


その2 巻機山
苗場山から下山して、途中のコンビニで補給しつつ巻機山の登山口へ移動。
天気が良く、暑い。。。
手早く準備して13時前に出発する。
今回も最短ルートをとることにした。
標高差1250m、登りのコースタイムは4時間半ぐらい。
巻機山ははっきりとした登り一辺倒の山でアップダウンがほとんどない。
ということでガシガシ登る。
1時間ほどで森林限界を越えると展望がとても良い山だった。
谷川岳と清水峠、燧ヶ岳、平ヶ岳、越後三山、至仏山、そしてさっきまでいた苗場山までが見渡せる。
稜線は宗谷丘陵や道北の山に似て笹原となっており、国境稜線付近の冬の厳しさをうかがわせる。
しかし、夏の晴天時は別天地だ。
見晴らしの良い稜線歩きはとても楽しい。
小屋やテンバの立地も最高で宿泊もとても楽しそうだ。
そして、頂上から谷川馬蹄へと伸びる縦走路にぐっと魅かれるものがあった。
いつの日か、縦走路を歩きたいと思う。

15時を過ぎ、陽も傾いてくると肌寒い。
気温もそうだが、完全にカロリーが足りていない。
後ろ髪をひかれつつ下山開始する。
下山はあっという間で17時前に登山口に到着。

これで初日の目標は達成だ。
2座ともさすが百名山という風格だった。
そして、翌日の越後三山の相談をしながら飲むビールは最高だった。


六号目からみる巻機山


キレイな小川の水場、礼文島に似てるなあ(礼文は海抜0mだけど)


巻機山の看板?巻‘桟’山になっちゃってる。笑(ニセピークに巻機山看板があった)


ニセピークから谷川岳に想いを馳せるおはりん


下りは走る


急ながらなかなか快適