山岳スキ競技日本選手権 テレマーク部門 レースレポ前半

前半はこちら

3回目トランジションから4回目の間はゆるい尾根上で板を滑らせ登ることができた。

4回目のトランジションからはシールをはずし、馬の背といわれる上級者斜面を滑る事になる。
この馬の背は適度にやわらかくはなっているがコブ斜面で、3ピンテレマークと自分の技術ではとても太刀打ちできない。
ほぼそこそこのスピードの斜滑降とぎりぎりのターンで何とか転ばないようにやり過ごす。
国際規格部門でも手を焼いている選手が多く、ここで1人抜くことができた。

それもつかの間、馬の背中間部左側の雪面に大きな割れ目があり、踏ん張りの利かないamatchはそこに転落(!)。
幸い段差が身長ほどで割れ目の下が土だったことと、足からちゃんと落ちたため怪我なくコースへ復帰できた。
落ちた瞬間は「終わったっ!」と思ったし、後からもこれが崖からの転落だったらと思うとぞっとした。
コースに復帰し今度は少しだけ慎重に滑る。
すると5回目のトランジションに着いた。

5回目のトランジションではシールを装着する。
雨の影響でシールの粘着力がかなり落ちており、心配だったがとりあえず装着し歩いてみると一歩目で右側がはがれてしまった。
早々にあきらめ、予備のシール(20年以上前のアセンション貼り流し)を装着する。
スタッフにテレマーク部門での順位を聞くと1位だと言う。
ここから先は最後にして最長の登りが待っているが、まだまだ余裕があったのでこれは勝てると思った。
そうこうしている間に、北海道のA選手が到着する。
A選手はスタート前は完走できるかが不安と話していたが、この時間にここにいれば完走は間違いなく上半分も狙えるだろう。
A選手とエールを交わし、登り始める。

ここからの登りはゆるい圧雪とオフピステの繰り返しだった。
ゆるい圧雪ではなるべく滑らせて、オフピステの急斜面は歩きで心拍数計を見ながら(85-90%メド)すすむ。。
多少苦しいが暑くも寒くもなく、レースと思えば快適だった。
6回目トランジションまでの登りで6人ほど抜く。
やっと調子が出てきた感がありこのペースだったら(補給さえあれば)倍はいけそうな感覚があった。
登りきった時の感想は「あーあ、もう終わっちゃう」だった。

6回目のトランジションを過ぎるとあとは下りのみ。
やはりクサレ雪のオフピステの下りは難しく、ただ下りるだけとなった。
それでも下りが苦手な選手を1人抜く。
最後の下りは整地だったが雨のせいで重雪だった。
せっかくなので美しくテレマークターンを決めながら下りようと思っていたら1人に抜かれ、しかも重雪に足をとられ転倒。
しまらないamatchらしい終幕となった。
ゴールでは先にフィニッシュした西田さん(女子2位)や北海道の選手たちが出迎えてくれた。

テレマーク部門では優勝できた。
国際規格部門では尊敬するテレマーカーのフジケンさんが貫禄の7連覇し他の北海道勢も大活躍。
女子テレマーク部門では唯一出場の北海道のFさんが完走し優勝と北海道組が活躍できたようだ。

山岳スキーレースは道具が多く扱いもやや複雑で、雪面状況も変化が著しい。
登り一発のバーティカルではなく、登り滑りとなると真の総合力が試されると思う。
そんな中で7連覇を達成したフジケンさんは本当に強い。

amatchのタイムでは国際規格のやっと上半分というところだが、初出場かつ登りも滑りも重さもプアな道具だということを考えるとまあまあかなと思う。
(道具がそろって)国際規格部門で出場すれば、今のままでも10%ぐらいはタイムを短縮できるかなーとは思うが、残りの20%はそう簡単に埋められそうもない。
それでも今年でテレマーク部門は卒業して、来年出ることができれば国際規格部門で出場し上位を目指したいと思った。
ともかく、今シーズンの山岳スキーレースはこれで終戦、モチベーションの高いまま終われてよかった。

大会後は本州の仲間たちと貸し別荘で大宴会だった。
その様子はみさごさんのブログにて。

11118884_745147685598147_1095728503_n.jpg
ゴール直後

11131883_745147972264785_540403511_n.jpg
そしてゴール転ぶ

DSCF3085.jpg
女子準優勝の西田さんと

KIMG0907.jpg
西田さんとゆうじんさんと

11132096_745148155598100_2066849181_n.jpg
表彰式 トナカイ参上

KIMG0931.jpg
左からテレマーク女子優勝のFさん、国際規格7連覇のフジケンさん、テレマーク優勝のamatch

KIMG0912.jpg
応援に来てくれたU原さんと

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する