TJAR2014 6日目(8/15)

TJAR2014 8/15 6日目のこと

ビバーク地点は風雨も弱く快眠できた。
わりとてきぱきと準備し3時ころには田中選手と出発した。

この日の目標は百間洞山の家だ。
田中選手から、6日目に百間洞山の家まで着けば、完走の安全圏に入ると聞いていた。

三峰岳を4時に通過し5時ころにはきれいな朝焼けが見えた。
今日は晴れるのかと期待が高まり、気分もよかった。

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三峰岳からの下りでの朝焼け

熊の平小屋に5時過ぎに到着、やはり仮眠すると効率よく進める。
小屋の人から西田選手と佐幸選手は1時間ほど前に出発したと聞き、もしかしたら会えるかもと思った。
小屋でカレーと水ようかんを食べ、水もたっぷり補給した。

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朝食中 

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朝食中の田中選手

あまり休まず2人そろって出発。
この時間帯はとてもよく晴れていて、塩見岳も見えていた。
今日はいい天気になるかもなーと思いながら元気よく進む。
いいペースを維持して歩けていたと思う。

しかし、北荒川岳に登ると天候は一転し、強風が吹き荒れていた。
塩見岳はすでにガスに巻かれ見えなくなっていた。
キャンプ場跡地あたりからは雨も降り出した。

風雨に耐えながら進み、9:40頃に塩見岳のピークに着く。
すると、三伏峠から来たというトレイルランナーが軽装で登ってきていた。
わざわざ応援に来てくれていたようだった。ありがたい。
塩見岳で写真を撮るとすぐに先を急いだ。

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塩見岳山頂で田中選手と

塩見岳を下れば幾分天気も良くなるかと思い、ガラ場を下る。
ヘルメット指定区間だし、濡れたガラ場は滑るかと思ったが、なんなく通過し塩見小屋に到着する。

食料・水ともに余裕があったので塩見小屋には寄らなかった。
ここからは小屋によるという田中選手と分かれて1人で進んだ。
塩見小屋からの下りで先ほどのトレイルランナーに抜かれる。
その際に三伏までどれくらいか尋ねると早歩きで1時間と言っていた。
こちらは下りではなんとか小走りできたものの、登りでは早歩きもできず、マイペースで進むしかなかった。
聞いた時間を過ぎた12:20頃に三伏峠に到着する。

三伏峠ではまずスタッフと合流し、GPS端末を交換した。
それから小屋へ行くと佐幸選手と西田選手が食事休憩していた。
迷わず自分もカレーの選手盛りを注文する。
外のベンチで座って食べようかとも思ったがエネルギー切れのせいか非常に寒く感じ、外のタープの下では休まらない。
そこで玄関先でカレーを立ち食いさせてもらった。
三伏峠のカレーは2012年大会のビデオで見ていて感慨深く、非常に美味しかった。

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三伏峠の選手盛カレー

カレーを食べている間に佐幸選手と西田選手が出発していった。
カレーを食べても体温が下がっているのを感じ、なにか食べ物を持たないとと考え、パンを6つ購入した。

もう少し休んでいたかったが休むと体温が低下することと、頑張れば高山裏避難小屋でもう一度食事できると考え先に進む。
小屋を出た直後に、カメラマンの宮上さんが写真を撮ってくれた。(この写真は宝物だ)

高山裏避難小屋まではアップダウンを繰り返しながら坦々と進んだ。
眺望もない一人旅なのでほとんど記憶に残っていない。
16:40頃に高山裏避難小屋に着くと佐幸選手と西田選手がまたまた食事休憩していた。
ほとんど入れ違いで出発していった。

ここではカップめんとフルーツ缶を食べた。久しぶりのフルーツはとても美味しかった。
出発時に小屋の管理人に「命かけてがむしゃらに歩くんじゃなく、天気がいい日にゆっくりこい」と言われる。
ぶっきらぼうだがいい人なんだなと思った。

17時過ぎには荒川岳に向けて出発した。
また一人で坦々と進み、鎖場を過ぎたところで日没を迎えた。
ガレの急坂にかかったところで踏み跡を見失う。
不安になり叫んでみると佐幸選手が返事してくれた。
ガレ場をそのまま登ればいいという。
少し登ると踏み跡を見つけ、安心する。
だが試走もしておらずこんな踏み跡みたいな道ではまた迷ってしまうと不安になり、前を行く2人に追いつこうとペースを上げた。

急坂が終わり平坦になったところで、ガスと闇夜でまた道を見失う。
というかどこも道に見える。
地図を出して磁石を見ても道がわからない。
またまた何度か叫ぶが返事がない。
試走もしていないし、こりゃまずい進退窮まったかもしれない。
最悪ここで朝までビバークか、後続を待つかとも思い途方にくれていると、明かりが近づいてきた。
誰か選手が来たかと待っていると懐中電灯をもったジャージ姿の男性だった。
その服装と装備にかなり驚くが、道を聞くとこのまま進めばいいという。
また×印はオーバーハングだから通ってはいけないと教えられる。
安心して先に進む。

やはり道がわかりにくいなんとなくわかり、教えられたとおり×は避けつつ進んでいると佐幸選手と西田選手に追いつくことができた。
西田選手は試走しているのに迷ったと言っていた。
合流し、なんとか山を下り始めることができた。
結局どこが山頂かはわからなかった。
荒川岳からは夜間ということもあり3人揃って進んだ。

ほどなく荒川小屋に着く。
このころには雨がひどくなっていた。
荒川小屋では雨の中スタッフの方々が待っていてくれ、メディカルチェックを受けた。
本当は田中選手から今夜つけば完走安全圏と聞いていた百間洞山の家まで行きたかった。
しかし、コースロストで気持ちが完全に萎えていたことと、安全を考え集団行動することにし、キャンプ指定地へ移動した。

順当にいけば(完走ペースならば)、この日が最後の山中ビバークになるはずだった。
しかし、装備が全て濡れている上に降雨かつ標高の高さから、もっとも過酷なビバークになるだろうと思っていた。
(すべての装備が濡れていたが、濡れても保温力がある装備を持ち、濡れた状態でテストして選んでいる。本来は濡れていない着替えを持つべき)
反面、このビバークさえ乗り切れば完走がぐっと近くなるとも思った。

パンを食べ濡れた衣服も全て着込んで寝る準備をしたが、最初は寒くて震えが止まらず、咳も出た。
寝る体勢に入ってしばらくすると田中選手が到着していた。
翌日の行動予定を告げ、一緒に行けたら行こうと誘う。
しばらくすると寒さにも次第に慣れて眠りに落ちた。
(あとから西田選手に聞いたところ、西田選手は全然寝れなかったのにamatchはすぐに寝ていびきが聞こえてきたとのこと。苦笑)
雨を嫌ってチャックをあまり開けなかったせいもあり、途中息苦しさで目を覚ましたりしながら(ストックシェルターは構造上濡れると換気できず酸欠になる)結局2時間ほど仮眠できた。

スライド6
この日の行程 三峰岳手前から荒川小屋まで
コメント

No title

続きはよ!

Re: No title

1日につき1日分が精一杯です。
すみませーん。
 
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