PTL 感想など

PTLのコースやルールについての感想などを書こうと思う。

コースについて
PTLのコースは距離300km、D+27000m。
比較としてTJARは距離420km、D+26000m、うちロードが約半分だ。
PTLの方が一度にD+1,000m超の大きな登りが何回も出てくる感じだ。
TJARは一度北・中・南に一度登ってしまうと後はアップダウンでそこまで大きな登りは出てこない。
ここは好き嫌いが分かれるところだろう。
ただし、PTLの山岳パートはその2割程度がルートファインディングが必要な日本でいう破線ルート(バリエーションルート)に近く、山岳パートの難度は登山道を行くTJARより明らかにより上だ。
踏み跡すらわからないルートや浮き石だらけのがれ場、鎖場などを通過する必要があった。
夜間に初見のバリエーションルートを進む技術と勇気が必要だ。
補給可能ポイントもTJARより少ない印象だ。
反面、TJARの走らなければならないロード区間での消耗(特に南ア以降)はかなりのものがあり、コース全体の難度としては甲乙つけがたい印象だ。
景色については森林限界が低いこともあり開放的な丘陵地や山々を旅でき、総じてよかった。
アルプスの山あいの可愛い村を通りぬけるのも旅情をそそる。

ルールについて
PTLのルールとしてはTJARと違い24時間利用可能なレストポイントや3ヶ所でドロップバッグを受け取れるなど非常に恵まれている。
レストポイントではベッドで仮眠ができることも大きい。
存分に食べてベッドで寝たときの回復力は、限られた食事をとってツェルトでビバークしたときとはまるで違う。
また、コース変更や関門時間変更がフレキシブルで、完走チームを多く出したいという主催者の意図が感じられた。
完全自己完結型でルートありきのTJARと比較するとルール的には優しいと言えるだろう。
チーム戦については、前述のバリエーションルートの件があり、必須だと思う。
順位付けなしというのも安全面から納得できる。

ゴール後の感想
素晴らしいスタッフと仲間、そして晴天に恵まれながらヨーロッパアルプスを旅できて本当に素晴らしい経験となった。
この達成感はTJARにも劣らないものだろう。
超一流選手でもない自分がUTMBの表彰台に立てるという喜びもあった。
苦楽を共にした仲間達とみんなで表彰台に上がるというのは格別だ。
正直に言うと最後の一日のコースには難しさからこてんぱんにやっつけられ、またほとんど走れなかったこともあり身体的には楽だったので、PTLの方がもっとやれたんじゃないかという感もある。

次にもう一度どちらかを挑戦するとしたら、、、わずかにTJARかな。
TJARの海から海へというルートにロマンを感じるから。

最後にPTLを目指す選手へ
PTLはTJAR以上にアルペン要素が高く、ほとんど走れないこともありトレイルランナーのための競技ではないと思う。
夜間のルートファインディングやバリエーションルート(破線レベル)通過する技術が必須であり、そのあたりの技術をしっかりと身につけてから出場されると良いと思う。
体力的にはTJARほどは要求されていないと思う。

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