エベレスト3D

ずっと前から見たかった「エベレスト3D」。
やっと見ることができた。

これは1996年に起きたエベレスト大量遭難のドキュメンタリータッチに映画にしたものだ。
この大量遭難事故は石塚真一の登山漫画「岳」の最後のエピソードのモデルとなった事件でもある。
興味ある方は検索をかければ出てくるので(ウィキペディアにも載っている)、そちらをご覧ください。

結末については知っていたので驚きもなく受け止めることができた。
映像は荘厳で美しく、映画館の大スクリーンで見ることができて良かった。
3Dということで臨場感はあったと思うが、この映画の特性上飛び出てくるようなシーンはないので、3Dの恩恵はわずかだったと思う。
そしてドキュメンタリーといいながらも、残念ながら物語として重要な部分は削除(尺が足りなかった?)されてしまっていたようだ。
幾分美化されてしまっているように思えた。

そして見ながら感じたことは、2009年に北海道でトムラウシ山で発生した大量遭難事故と重なる部分が多かった。
キーワードとしては商業登山、決められた日程、混雑、渋滞、悪天候、バラバラになった隊などだ。
残念ながら歴史は繰り返されてしまったのかなと思う。

ツアー登山が悪いとは思わない。
遠方から来る人にとってはとても便利なものだし、ルートガイド付きの登山は安心感もあるだろう。
ただし、最後の最後に自分を確実に守るのは、自分しかないのだなと改めて思った。

自分はそこまで危険な思いをしたことはないし、これからもするつもりもない。
それでも油断はせず、臆病でいようと改めて誓った。
そういう意味でも見てよかったと思う。

来年春にはまた夢枕獏が原作の「エヴェレスト 神々の山嶺」が公開予定だ。
こちらもぜひ映画館で見ようと思う。

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