さくら道 後編

さくら道 後編

道の駅白川の手前でかなり消耗してしまった。
白湯しか飲めない状態で残り70km以上を進むのはかなり苦しい。
ここでリセットすべく5分横になるが、全く回復していない。
さらに10分横になるがそれでも回復するどころか寒気がする。
そのままストーブの前で毛布にくるまりうだうだしていると、ここでみさごさんが登場。

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ストーブの前でうなだれる?そこをアップ中のみさごさん(写真はFくんにいただきました)

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相談中?みさごさん、絶対笑ってる(写真はFくんにいただきました)

現状を伝える。
ただしリタイヤするつもりはない。
まだ十分完走できる時間を残し、ケガではなく回復の望みがある状態でリタイヤする理由はない。
すると、わかっていたけれど1時間横になった方がいいといわれた。
たかだか1晩で関門もなかなか厳しいこのレースで1時間以上も停滞するのはとても勇気がいる。
それを後押ししてくれた。

意を決して30分寝ることにした。
寝てみると本当にすっきりして顔つきも違ったようだ。
胃以外に体に異常はない。
そして空も白んできていた。
気持ちもすっきり再スタートを切る。

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ぐっすり仮眠(写真はFくんにいただきました)

走り出すとすぐに長いトンネルに入る。
胃はどうやら持ち直したようだが今度は燃料が全く足りていないようで体が重くきつい。
ここで初めて完走は難しいかもしれない、と頭をよぎる。
まずできることをする。補給だ。
ジェルを飲み込むがなんともなく、おいしく感じた。
これなら胃は大丈夫そうだ。
そして再度走り出す前に、きついときに見ようとずっと機内モードにして持っていたスマホの電波を入れた。
トンネル内なので電波はなかったが、トンネルを出るとすぐに本当に多くのメッセージが入ってきた。
ゴールするまで中身は確認しなかったけど、それだけでみんなが応援してくれていることがわかり、本当に胸が熱くなった。
周囲も完全に明るくなり、天気もよく気分も晴れやかだ。

そして走っていると、なんとノザ君が登場、わざわざ応援に来てくれた。
ノザ君はさわやかな好青年でみさごさんの仲間の山スキーヤーだ。
自分も何回か一緒に行ったことがある。
これが終わったらまたスキーに行く約束をした。

そこからは快調に次の大きなエイド、ささら館まで走れた。
ささら館ではみさごさん、ベックスさらにみさごさんのチームメイトTさんが待っていてくれた。
気分的にはだいぶ楽になっていたので笑顔も出るし、話も進む。
固形物も食べられるようになっていた。
これから五箇山の坂は相当きついとのことだがどんなもんなのか楽しみでもあった。

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ささら館で談笑中。絶対下らない話をしている顔だ(写真はTさんにいただきました)

さっそうと出発。。。
のはずだったが全然力が入らず、本格的な坂の前のたいしたことない登りもぐだぐだ歩き混じりでとゆっくり進むことしかできなかった。

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五箇山の絶景を走る(写真はTさんにいただきました)

本格的な登りの前のエイドでは同じ職場のSさんがエイドをやっていてくれた。
ここではもう食べるしかない、と結構な量の固形物を食べた。
温玉のせカレーが絶品でもっと食べたかったが控えめにしておいた。

そしていよいよ五箇山の標高差250m登りだ。
たしかになかなか急だったが、それでも五箇山の登りより我が家の前の登りの方が急だ。
エネルギーさえあればゆっくりなら走って登れる。
2/3ほど登った最後の大きなカーブで2人の人が見える。
近づいてみると見なれたユニフォーム、またしてもみさごさんのチームメイトが2名、わざわざ自分のために待っていてくれた。
ほんとうにありがたい。
TJARの時も一杯応援していただいたMT.TRC(マウント白山トレイルランニングクラブ)の人には感謝しかない。
何らかの形でお礼がしたい。

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ありがとうーの写真(お二人にいただきました)

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お気に入りの写真(お二人にいただきました)

峠のトンネルの手前のエイドでは名古屋の女性ウルトラランナーぶりさんがスタッフをしてくれていて、MT.HRCの2人に加えてみさごさんとベックスも合流し賑やかな時間を過ごした。

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エイドの前で二人と記念撮影

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スタッフをしてくれたぶりさんと。今度は一緒に走りましょう!

自分の胃もすっかりよくなり、気温もあがって体も動く。
ここから先は急な登りもない。
ここからは本当に脚が軽く、(この時点でにしては)軽快に峠のトンネルに突入した。
長いトンネル3本をくぐれば南砺の街が見える。
出てすぐのエイドで残り42km、フル一発分だった。

(すみません、書ききれなかったので)終編に続く。

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